少子高齢化に伴って、農業就労人口が大幅に減少している今日、我々の食生活における安全性やその供給安定性に直結する国産農作物の生産が危機に瀕しています。
このため、本プロジェクトでは、農業用の軽トラックに自動運転技術を組み込み、収穫作業の負担を軽減することを目指しています。圃場への走行にあたり、農道や農地内は舗装されていないことが多く、道路環境は芳しくないことが想定されます。
特に降雨後には水たまりやぬかるみができ、これらにタイヤを取られるとスタックして運転が継続できない状況になってしまいます。本プロジェクトでは、スズキ株式会社と共同で軽トラックに搭載する水たまりやぬかるみの特性推論システムを研究しています。